外房いすみDXペディション(施設紹介編)

2013年09月16日 01:27 <--クリックお願い!

昨日から今日に掛け、千葉県いすみ市の太東崎灯台にも近いホテル、いすみスカイホテル潮騒館で、北米中波局をメインターゲットとしたDXペディションに出掛けて来た。

SDR受信機で記録したファイルの解析は、明日から始めるので受信成果の報告はまだ先になりそう。

そこで、今日は一人旅でDXを考えている方へ向けて、ロケーションや施設を使った所感をUPしよう。
今回のペディは、本格的なDXだけを目的としたペディションでありながら、一人旅で宿泊もする。しかも、その狙いは北米中波とかなりシビア。
以前から、この条件を満たしてくれる宿を、千葉県と茨城県の海沿いを限定にして場所を探していた。

今回使った宿は、2年半程前に存在を知ったが、母親が障害者となり、宿泊を伴う自由な旅行が不可能になったので、実行出来ないでいた。皮肉にも、その母親が亡くなり、四十九日も過ぎたことにより、週末は完全フリー。

という訳で、ついに、かねてから一人DXペデションの会場宿として狙いを定めていた場所での、DXペディションを実行に移す時が来た。

最寄駅は外房線長者町駅で3.1km。太東駅からは3.8kmある。宿泊も兼ねる場合、荷物も多くなるので、これだけの距離を歩くのはキツイ。そこで、ホテルへ電話で駅からタクシーで行くことを伝え、どちらの駅がタクシーを拾えるか尋ねてみた。すると、長者町駅では難しい。太東駅前にはタクシー営業所があり、いつでもタクシーが待機している。その情報を聞いて、太東駅から向うことにした。タクシー代は1500円前後。都内と同じ、初乗り710円だったので、この高さはどうにもならない。
帰りはホテルにお願いしてタクシーを呼んでもらい、その送迎を含めて1970円も掛かってしまった。
せめてバス便でもあれば良いが、まったくバス路線がない地区なので、どうにもならない。このタクシー代は割切るしかないかも。

チェックイン可能時間は17時。この遅さが、TPDX一次伝播のDXを難しいものにする。当初、日没が遅い9月以外は使えないなぁ。なんて思っていた。
そこで、今日のチェックアウト時、「次回使うときのためにお尋ねしたいのですが、昨日到着した電車の一本前の電車で来て、そのままタクシーで来た場合、15時半にはチェックインすることになりますが、可能ですか?」
と聞いてみた。
すると、「事前にチェックイン時間の連絡をくれれば、時間に間に合うように部屋を用意します。」との返事。

ということは、テキパキとDXの準備を行えば、16時の正時からTPDXが出来るという訳で、これは10月以降にTPDXをやりたい場合は、大きなメリットとなる。
・・・厳密には、冬なら15時の正時からDXをしたいけど、そこまでのわがままは言い出せなかった。

建物は木造平屋で、シングルルーム3部屋が連なる平屋。シングルしかないので、逆に複数人数でDXペディを行う場合、部屋を複数予約しなくちゃならない。その部屋も3つしかないので、最大でも3名でのDXペディションしか行えない。

いすみスカイホテル潮騒館(4)
いすみスカイホテル潮騒館別棟シングル 正面入口側

いすみスカイホテル潮騒館(2)
いすみスカイホテル潮騒館別棟シングル 裏側


■部屋の様子、設備
部屋にはシャーワ室、トイレが併設。湯船に入りたい場合は本館の大浴場を使用する。チェックイン時に聞かれるので、そこで利用可能時間を確認すれば良い。部屋のシャワーだけで良い場合は時間は当然ながらフリー。ボディシャンプーとリンスインシャンプー、バスタオル、タオル、ドライヤー、髭剃りも部屋に用意されている。
部屋には冷蔵庫とTVもある。冷蔵庫のコンセントは外れているので、自分でコンセントに指す。コンセントは、TVが置かれているテーブルの下にある。

このテーブルは細長く、高さはまさしくちゃぶ台。座布団もその前に置かれており、ワッチスペースを作るだけの広さ(というか長さ)は十分にある。

素泊まりの場合、自炊するしかないが、ガスは当然無い。但し、お湯を沸かせる電動ボットが置かれており、部屋には水道もあるので、カップヌードル系は可能。今回、自分は弁当と朝食に菓子パンを持参した。残念ながら、ホテル本館には売店はないし、一番近いコンビニまで3km以上もある。しかも、最寄り駅前にも食料品を扱う店も無い。
という訳で、予め食べ物は持参するしか無い。

只、ホテル正面入口横にジュースの自販機がある。飲み物はこれで調達可能だ。
アルコールが欲しい場合は、これも持参になっちゃいますが・・・。

いすみスカイホテル潮騒館(1)
部屋の中の様子

いすみスカイホテル潮騒館(5)
飲み物はここで


■DXロケーション
一番肝心なのが、ノイズの有無やアンテナ架設スペースですよね。
建物には裏庭があり、フラグアンテナのような、十メートル四方の広さがあれば架設可能なアンテナならば、十分な広さがある。四方どの方向でも、10m程度のアンテナならば架設可能だ。

ワイヤー系の場合、敷地内の木々を利用するだけになるので、エレメント部は十数メートルの長さしか張れない。
今回、自分はBCLブーム時代に、パナソニックが発売していた電子ループアンテナの枠に、ALA-1530S+ポータブルのアンテナエレメントを巻く形で使用。この枠は鉄製なので、エレメントに触れないように枠部分をダンボールの切れ端で覆った。

いすみスカイホテル潮騒館(3)
いすみスカイホテル潮騒館別邸シングルの裏庭


最も大切なのが、ノイズの有無。木造なので、本来ならば室内アンテナでも受信出来る筈。事実、自分は横須賀市津久井のアパート暮らしを始めた頃は、室内アンテナのみ使用し、中波DXもパナソニックの電子ループアンテナを室内で使用。これでも、約40局程のTPDX局を受信している。

今回持参したアンテナを室内に置くと、なんとフロアノイズは-70dB辺りで、中波~短波全域に、約20kHz毎にパルス性ノイズが発生していた。全てのコンセントを外しながらノイズ源を特定。エアコンが原因だが、スタンバイ状態でも発生するので、対策はコンセントを外すしか無い。
しかし、隣の部屋のエアコンからもノイズが発生しているので、室内アンテナは無理である。
すなわち、こればシールドされていないポータブルラジオでの、室内DXは不可能であることを意味している。

では、室外にアンテナを移動するとどうか。

裏庭には縁側?のようなスペースがある。その隅っこにアンテナを置くと、長・中波帯についてはパルス性ノイズが消え、フロアノイズも-100dB付近まで下がった。ここまでノイズが減ればDXは可能だ。
但し、短波帯については大分弱くはなり、バルス製ノイズも気にならないレベルになったと言っても、フロアノイズもバンドによっては-80dB近くまである。
ちなみに、このノイズ量は自室のエアコンOFFでコンセントは繋げた状態でのノイズ量である。

今回、引込み線は全長5mしかもって来ておらず、これ以上は確認出来なかった。
僅か3mの差でもかなり減った。敷地内の隅までには10m以上の引き込み線が必要で、そこまでアンテナ位置を動かせば、短波帯でもかなりのノイズ減少が見込める。60mbのLADXも可能になるだろう。

あっ、それから裏庭の雑草には、カニが潜んでいる。今回、2匹のカニが追いかけっこしている場面の遭遇。アンテナ架設には足元を確認しないと、カニのハサミでやられちゃうかも。
常に波の音も聞こえるし、それだけ、海のそばであるという訳でもあるけど。

辺りは一切街燈が無い。夜は真っ暗で、遠めで家の明かりが見える程度。夜、部屋を出て外を歩く場合は、懐中電灯が欠かせない。
台風接近のため、空は雲で覆われていたが、晴天ならば天の川も見えてしまう。そんなロケーションでもあるらしい。その夜景は、一度は是非に見てみたい。

宿の直ぐ隣を流れる夷隅川
宿の直ぐ隣を流れる夷隅川 晴天ならば、夜はここから満天の星空が見える


1泊5,000円で二ヶ月前から予約可能。でも、利用率は低そうで、3連休中宿泊の予約にも関わらず、自分が予約したのは、直前の8日間前。しかも、台風接近のため、日程を日月から土日に変えたのも前日の金曜。台風接近のせいもあると思うが、3連休初日というのに、自分以外に利用者はいなかった。


この記事が、外房で一人DXペディションを考えている方々へ、役に立つ事を願って。

宿から徒歩十数分にある太東崎灯台
宿から徒歩20分程にある太東崎灯台

台風接近で海も荒れる千葉・太東の海
台風接近で海も荒れる千葉・太東の海
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